ウォーターサーバーの購入は絶対おすすめしない！レンタルと損得時期を完全比較

ウォーターサーバーの契約は基本的に「レンタル方式」になり、毎月レンタル料金が発生します。

一部では本体を購入できるウォーターサーバーもありますが、絶対におすすめしません。

なぜなら、メリット以上にデメリットの方が遥かに大きいからです。

今回はウォーターサーバーの購入を検討している方に、必ず読んでいただきたい内容になります。

記事後半では「レンタルとの損得時期」を一覧にしてまとめていますので、細かな数字が知りたい方は【こちら】をご覧ください。

※記載の月額費用は水代＋本体レンタル料＋安心サポート料等の必要コストの合計（税込）になります。尚、表示価格は総額表示になります。（参考：消費税法の考え方）
※記載の電気代は一般家庭の消費エネルギーにおけるJDSA基準の「消費電力測定基準」又は公式サイト発表の金額になります。
※一部、参考元としてウォーターサーバーガイドラインを参考にしています。

購入できるウォーターサーバーは全部で8種類しかない！

ウォーターサーバーは年々新しい機種が増え、その機能性やコストパフォーマンスはどんどん向上しています。

購入プランがあるウォーターサーバーも徐々に増えており「エブリィフレシャス・トール」も購入可能なウォーターサーバーです。

徐々に増えている購入できるウォーターサーバーですが、現在では4社8種類があります。

ウォーターサーバーの購入価格一覧

メーカー名	購入価格
エブリィフレシャスmini	171,600円
エブリィフレシャスtall	171,600円
デュオミニ	46,200円
デュオ	52,800円
スラット	55,000円
スラット+カフェ	66,000円
サントリー	59,800円
シンプルウォーター	15,180円

現在、購入できるウォーターサーバーは「フレシャス」「エブリィフレシャス」「シンプルウォーター」「サントリー」の全4社8種類です。

特にフレシャスの場合は電話営業があり、ウォーターサーバーの購入を勧誘されるケースもあるようです。

ただし、先ほど述べたように「ウォーターサーバーの購入は決しておすすめしません」ので慎重に検討してください。

1台のウォーターサーバーを4年～5年以上も使い続けることは到底、良い判断とは言えません。

数年経つと使用用途も変わってくる

ウォーターサーバーを2年ほど使っていると使用目的や飲む頻度も変わってきます。

• ミルク作りの時短に契約したが使わなくなった
• 引っ越しをして水道水でも良くなった
• 違う天然水が飲みたくなった

こういった状況はよくあることですので、長期間使用することが前提の購入プランはおすすめしません。

では、具体的になぜここまでウォーターサーバーの購入を反対するのかをお伝えいたします。

編集部がウォーターサーバーの購入をおすすめしない理由

ウォーターサーバーを30台以上使った編集部の意見としては、購入プランは避けるべきです。

ここではその理由について詳しく解説していきます。

まずウォーターサーバーを購入すれば実際、どれくらいの使用期間でお得になるのかを見ていきましょう。

ここではフレシャスの「スラット」を購入した場合を想定し計算していきます。

記事後半では「全8種類の損得時期」を一覧にしてまとめていますので、細かな数字が知りたい方は【こちら】をご覧ください。

１．購入プランで24ヶ月間使用した際の料金比較

slat	レンタル	購入
料金	月々4,244円 （水代3,254円＋ レンタル代990円）	購入55,000円 （別途水代2,700円/月）
24ヶ月後	＼レンタルが安い!!／ 総額101,856円	総額119,800円 ※
35ヶ月後	＼レンタルが安い!!／ 総額148,540円	総額149,500円
36ヶ月後	総額152,784円	＼購入の方が安い!!／ 総額152,200円

※水代2,700円×24ヶ月＋本体代金55,000円の計算。

購入プランとレンタルプランを比較した結果は「36ヶ月目」でようやく購入プランがお得になります。

購入プランは36～60回の分割払いがほとんどですが、途中で解約すると残金一括支払いになります。

レンタルプランの場合、ほとんどのメーカーは2年以上使用すれば解約金が必要ないため、長期使用のリスクを考えればどちらが良いかは一目瞭然です。

つまり、購入プランの場合は最低でも同じ機種を3年間使い続けなければいけない！という大きなリスクがあるのです。

２．メーカーのメンテナンスがない

ウォーターサーバーをレンタルプランで使う場合、定期的なメーカーメンテナンスや故障時の修理保証があります。

しかし、購入した場合はメーカーのメンテナンスが無く、自分自身で定期的に清掃する必要があります。

飲み水を扱う機械ですので、清掃を怠れば雑菌などが繁殖してしまう可能性もあります。

そうならないためにもメーカーによる定期的なメンテナンスは必須と言えます。

３．処分する時に手間や費用が必要になる

ウォーターサーバーを購入した場合、使わなくなったときは自分自身で処分する必要があります。

一方、レンタルの場合、解約すれば専任スタッフが自宅まで取りに来たり、返送用の梱包キットが届くので送り返すだけになります。

自分で処分する場合は20kg以上もあるウォーターサーバーですので、粗大ゴミとしての費用も発生します。

そのため、ウォーターサーバーの購入は思わぬ手間と追加費用が掛かる可能性がある点を認識しておきましょう。

ウォーターサーバーを購入するメリットはあるの？

当サイト編集部の意見としてはウォーターサーバーを購入することは強くおすすめしません。

しかし、購入プランが存在する以上、契約者にとってもメリットがあるはずです。

ウォーターサーバーを購入した際のメリットを挙げるならば以下の3つでしょう。

購入するメリットは3つ！
• 長期間使用すればレンタルよりお得になる
• 水の注文ノルマがない
• 解約金や違約金がない

それでは詳しく見ていきましょう。

１．長期間使用すればお得になる

ウォーターサーバーをレンタルで使用する場合、レンタル料として毎月500円～1,000円ほど発生します。

購入すればレンタル費用を抑えることができるため、月々の費用は安くなりますが、損得時期を考えると最低でも3年間は使用しなくてはなりません。

長期的に見ればお得になるため、購入プランのメリットとも言えますが、同じウォーターサーバーを長期使用することはおすすめしません。

２．水の注文ノルマがない

レンタルプランの場合、多くのメーカーでは「1ヶ月2本以上」など、定期配送の注文ノルマがあります。

しかし、家族構成が変わったり季節やライフスタイルの変化によって水の消費量は変化してくもの。

毎月20L以上の水を消費するのは中々難しい場合も多いのではないでしょうか。

一方、本体を購入した場合は定期配送の注文ノルマがないため、マイペースに使用することができます。

３．解約金や違約金が必要ない

レンタルプランの場合、「最低利用期間」や「解約金」が発生します。

主なメーカーの利用期間や解約金は以下の通りです。

主要メーカーの最低利用期間と解約金

メーカー	期間	解約金
プレミアムウォーター	2年未満 （2年プラン）	10,000円
	3年未満 （3年プラン）	15,000円
フレシャス	1年未満	16,500円
	1年～2年未満	9,900円
コスモウォーター	2年未満	16,500円
クリクラ	2年未満	12,100円

このようにレンタルプランでは最低利用期間と解約金が発生します。

金額は10,000円～20,000円程度ですが、余計な出費は避けたいところ。

購入プランであれば利用期間の縛りや解約金は必要ありません。

ただし、レンタルプランよりも購入プランがお得になるのは3年以上使用した場合がほとんどです。

そうなると、レンタルプランでも契約期間は過ぎるため解約金を気にして購入プランを選ぶことは良い判断とは言えません。

結論：購入にもメリットはあるがデメリットの方が大きい

購入プランにもメリットはありますが、それ以上にデメリットの方が多いため編集部では購入プランはおすすめしていません。

おすすめはしていませんが、購入プランを検討している方もいるはず。

そういった方は、メリットだけではなくデメリットもしっかりと認識してから購入するようにしましょう。

【レンタルと比較】購入できるウォーターサーバー8選

これまでの記事で、購入できるウォーターサーバーは4社8種類しかないとお伝えしました。

ここでは、その4社8種類のウォーターサーバーをレンタルと購入で比較していきます。

レンタルと購入で比較した場合の損得時期を計算しているので、必ず事前に確認しておきましょう。

シンプルウォーター

（出典：シンプルウォーター公式サイト）

購入プランのみ（レンタルなし）

	レンタル	購入
代金	－	購入18,480円
水の料金	2,430円
解約金	なし

「シンプルウォーター」はレンタルプランがなく購入のみのウォーターサーバー。

月々の注文ノルマがなく、自分の好きなタイミングで水を注文することができます。

機種代金も他機種に比べるととても安いため、「購入で唯一おすすめできる機種」となります。

また、本来であれば初期費用に本体購入代18,480円（税込）が発生しますが「本体プレゼント実施期間」であれば無料で始めることができます。

スラット＋カフェ｜フレシャス

35ヶ月目まではレンタルがお得になる

	レンタル	購入
代金	月々4,574円	購入66,000円
水の料金	3,254円	2,700円
解約金	1年未満-16,500円 1～2年未満-9,900円	なし
35ヶ月目 (損得時期)	＼おトク!!／ 総額160,090円	総額160,500円 ※

※水代2,700円×35ヶ月＋本体代金66,000円の計算。

ウォーターサーバーでコーヒーが飲める今までになかった画期的なアイデアを実現したのが「スラット＋カフェ」です。

コーヒー好きの編集部も納得の味が楽しめるハイテクな機種。

非常に高性能で、周囲が暗くなると自動でスリープモード（節電）になり、電気代を削減することができる省エネ機能付き。

さらに「静音設計のため驚くほど無音」で、寝室やワンルームの仕切りがない部屋でも快適に使用できます。

購入は36ヶ月（3年）以上経たないとお得にならないため、編集部はレンタルをおすすめします。

スラット｜フレシャス

35ヶ月目まではレンタルがお得になる

	レンタル	購入
代金	月々4,244円	購入55,000円
水の料金	3,254円	2,700円
解約金	1年未満-16,500円 1～2年未満-9,900円	なし
35ヶ月目 (損得時期)	＼おトク!!／ 総額148,540円	総額149,500円 ※

※水代2,700円×35ヶ月＋本体代金55,000円の計算。

「スラット」は先ほど紹介したスラット＋カフェのコーヒー機能がないタイプです。

普段からコーヒーをあまり飲まない方は「スラット」がおすすめ。

グッドデザイン賞とキッズデザイン賞を受賞しており、デザイン性と機能性共に非常に優れています。

こちらもスラット+カフェと同様に35ヶ月目まではレンタルの方がお得になっています。

４．デュオミニ｜フレシャス

35ヶ月目まではレンタルがお得になる

	レンタル	購入
代金	月々4,546円	購入46,200円
水の料金	3,996円	3,261円
解約金	1年未満-16,500円 1～2年未満-9,900円	なし
35ヶ月目 (損得時期)	＼おトク!!／ 総額159,110円	総額160,335円 ※

※水代3,261円×35ヶ月＋本体代金46,200円の計算。

卓上タイプで非常にコンパクトながら高性能な機種です。

周囲が暗くなると自動でスリープモード（節電）になったり、ECOモードにすることで電気代を60％カットすることができる省エネ機能付き。

さらに「静音設計で驚くほど静か」なことや、水パックが4.7Lの軽量サイズで、そのまま折りたたみ捨てることができる点も魅力です。

５．デュオ｜フレシャス

（出典：フレシャス公式サイト）

35ヶ月目まではレンタルがお得になる

	レンタル	購入
代金	月々5,542円	購入52,800円
水の料金	4,992円	4,056円
解約金	1年未満-16,500円 1～2年未満-9,900円	なし
35ヶ月目 (損得時期)	＼おトク!!／ 総額193,970円	総額194,760円 ※

※水代4,056円×35ヶ月＋本体代金52,800円の計算。

先ほど紹介したデュオミニの床置きタイプが「デュオ」です。

デュオミニは4.7Lパックでしたが、デュオは7.2Lのため交換頻度が少ない点が魅力。

電気代はデュオミニより更に安い約330円/月となっており、長期間使用するのにおすすめの機種です。

他の機種同様、36ヶ月以上使用する場合は購入がお得になります。

６．エブリィフレシャスtall

51ヶ月目まではレンタルがお得になる

	レンタル	購入
代金	月々3,300円	購入171,600円
水の料金	水道水を使用するため0円
解約金	1年未満-22,000円 1～2年未満-16,500円 2～3年未満-11,000円	なし
51ヶ月目 (損得時期)	＼おトク!!／ 総額168,300円	総額17,160円

「エブリィフレシャス・トール」は水道水補充型のため、水ボトルなどを購入する必要がなく使い放題。

常温水が飲めるうえに、省エネ設計で電気代は月360円と非常に高性能な1台です。

購入であれば月々2,860円になりますが、52ヶ月以上使用しないとお得になりません。

52ヶ月は余りにも長くおすすめしません。

７．エブリィフレシャスmini

51ヶ月目まではレンタルがお得になる

	レンタル	購入
代金	月々3,300円	購入171,600円
水の料金	水道水を使用するため0円
解約金	1年未満-22,000円 1～2年未満-16,500円 2～3年未満-11,000円	なし
51ヶ月目 (損得時期)	＼おトク!!／ 総額168,300円	総額17,160円

先ほど紹介したトールと同様に「エブリィフレシャス・ミニ」も水道水補充型のため、定額使い放題。

省エネ設計で電気代も安くコンパクトなので置き場所に困りません。

本体価格もトールと同様のため、52カ月以上使用しないとお得になりません。

８．サントリーウォーターサーバー

70ヶ月目まではレンタルがお得になる

	レンタル	購入
代金	月々4,050円	購入59,800円
水の料金	4,050円	3,207円
解約金	1年未満-16,500円 1～2年未満-9,900円	なし
70ヶ月目 (損得時期)	＼おトク!!／ 総額283,500円	総額284,290円 ※

※水代3,207円×70ヶ月＋本体代金59,800円の計算。

「南アルプスの天然水」で有名なサントリーから発売されているウォーターサーバーです。

南アルプスの天然水を、いつでも自宅で温水・冷水として使うことができる便利な1台。

レンタルプランでも「かかる費用は水代だけ」のため、購入プランはまったくお得ではありません。

契約するならレンタルプランを強くおすすめします。

【Q&A】購入に関するよくある質問

購入したウォーターサーバーが故障したらどうしたらいいの？

メーカーにより保証期間は変わってきますが、故障時は保証期間内であれば無償で修理を受けることができます。

保証期間が無い場合や期間外の場合は修理費用が実費となります。

ウォーターサーバーを購入するメリットって何？

ウォーターサーバーを購入すればレンタルで使用する場合に比べて、概ね3年以上使用することでお得になります。

また、水ボトルの注文ノルマが無くなるなどのメリットもあります。

ウォーターサーバーを購入するときのデメリットは？

ウォーターサーバーを購入した場合、故障時の修理費用が実費となる可能性があります。

メーカーによっては保証期間があるので事前に確認しておきましょう。

購入するならおすすめのウォーターサーバーは？

シンプルウォーターは本体代金15,180円と他メーカーに比べて価格が安く、月々の注文ノルマがありません。

定期的に本体代金が無料になるキャンペーンを実施しているので、その際に購入すれば更にお得です。